この度、大分労働基準監督署長から管内の清掃業(廃棄物処理業を含む。)における7月末現在の休業4日以上の労働災害について、昨年同期の17件に比して7件も増加しており、特に廃棄物処理業では、パッカー車等の車両に関連する災害が多く発生している状況にあることから、当協会会員の皆様へ労働災害のない職場づくりに向けた各般の対策の実施について周知徹底するよう要請がありました。
つきましては、次の5項目について十分ご留意され、事業場の労働安全衛生の管理を徹底されますようよろしくお願いいたします。
要請事項1
経営トップ自らが、労働者の安全と健康を確保し、快適な作業環境の形成を促進することの所信表明を行い、安全衛生管理活動に率先して参加し、担当者への権限の付与、必要な予算の確保を行うこと。
要請事項2
労働災害防止の担当者である安全衛生推進者又は安全管埋者は、職務を徹底し、労働災害を未然に防止する取組を活発なものとすること。
要請事項3
「STOP!転倒災害プロジェクト」に基づく作業場所の総点検、ヒヤリハット収集活動等による危険箇所の把握を行い、適切な改善を図ること。
要請事項4
パッカー車をはじめとした車両や機械装置類について、安全な取扱方法徹底のための再教育及び運転時の合図の明確化を図ること。また、回転部の覆い、非常停止スイッチ等の安全装置の設置及び機能の保持を行うこと。
要請事項5
労働災害防止用ロゴマーク「Safe Work OITA」を掲示する等により、安全意識の向上啓発を推進すること。
ロゴマークは大分労働局ホームページよりダウンロードできます。