この度、海上保安庁警備救難部(全国産業資源循環連合会経由)から平成30年度海洋環境保全推進月間の実施について、周知依頼がありましたので、お知らせします。
海上保安庁では、「未来に残そう青い海」をスローガンに、6月1日から同月30日までの1か月間を「海洋環境保全推進月間」と定めています。
油及び有害液体物質による汚染に対し、主として海事関係者、漁業関係者を対象とした海洋環境保全講習会、訪船等により、取扱不注意の内容である「バルブ開閉不確認」、「タンク不計測」、「作業の失念」等の初歩的なミスの防止、万が一の排出に備えるための排出を防止する措置の実施(オーバーフロータンクの設置、スカッパーの閉鎖等)の指導を実施します。
特に、初歩的なミスによる油等の排出の防止に関しては、今回から、船種ごとの傾向を踏まえた指導を行います。
また、油の排出原因としては、取扱不注意に次いで船舶事故によるものが多いことから、海難防止についても併せて指導を実施いたします。
廃棄物による汚染に対しては、主として漁業関係者、若年層を含む一般市民を対象とした海洋環境保全教室、漂着ごみ分類調査、訪問等により、不法投棄防止のための呼びかけ及び廃棄物が漁業及び海洋環境に与える影響についての啓発を実施します。