この度、厚生省労働基準局安全衛生部長(全国産業資源循環連合会経由)から「平成31年 STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」の実施について周知依頼がありましたので、お知らせします。
概要
平成30年の職場における熱中症の発生状況(速報値)は、死傷者数1,128人、死亡者数29人となっており、平成29年の発生状況(確定値)と比較して、死傷者数、死亡者数ともに2倍を上回る結果となっています。
また、死亡災害は、建設業などの屋外作業を中心に発生していましたが、製造業などの屋内作業においても多数発生しており、これらの中には、WBGT値(暑さ指数)計を事業場で準備していないために作業環境の把握や作業計画の変更ができていない例や、熱中症になった労働者の発見や救急搬送が遅れた例、事業場における健康管理を適切に実施していない例などが見られます。
このように職場における熱中症対策が未だ十分に浸透していないものと考えられることから、平成31年は、職場における熱中症予防対策の浸透を図ることを目的に、「平成31年STOP!熱中症クールワークキャンペーン実施要綱」に基づいて、事業場におけるWBGT値の把握や緊急時の連絡体制の整備等の重篤な災害を防ぐ対策について、特に重点的に周知・啓発活動が行われます。